きょうのできごと

ともだちになってください

スモーキーマウンテンと思ったこと

 アイデアが浮かぶときは頭の中がからっぽのときが多い。というのも、それは頭が過去や未来のことに捕らわれてなくて、感覚器が持っている五感へと意識が集中しているからだ。五感に意識が集中すると、人はもっとずっと今に在ることができる。瞑想はもちろんのこと、ヨガやストレッチ、運転、シャワーや湯船につかるなんてのも五感へと意識が向かうからアイデアが浮かびやすい。

 そんな頭の中がからっぽになりやすいと言われる運転をしているときのこと。改めて思ったことがあるけど全然まとまらなかったので羅列しようと思う。

・一般的に自分の名前の下、インターネットで発信するほとんどはその人のポジティブな側面を魅せているということを知る必要がある。私たちは、それが彼らの研ぎに研ぎ澄ました一面であるという想像力を兼ね備えて、それらを消費すべきだ。最も良いのはSNSでプロモーションにまつわる仕事をしてみることだと思う。

・匿名性が保たれるインターネットや現実の小さなコミュニティでは、遠慮のない率直な意見が飛び交ったり、噂話に花を咲かしたり、だれかが自分から見て不幸せであるという事実から安心を得ようとする力が働く。人はゴシップをするとき、だれかのことを話しているようで、やはり自分のことを話している。話に出てくるだれかと自分を比較したとき、いかに自分がそのだれかよりはある一点において幸福であるかということを話している。

・陽の光がない場所に影はできないように、幸せを感じるにはなにが幸せでないかを知る必要がある。幸せでないことを知って初めて、幸せの意味を理解することができる。「幸せはなるものではなく、気づくものだ」とよく言われるが、それは幸せでないことを理解したあとに気づくものが、ひどく当たり前のことであることが多いからだ。

・宇宙は質量保存の法則の下、状態に変化が起こったとしても質量は変わらないという事実がある。仮にそれが質量のみならず、すべてのエネルギーに対して言えるのであれば、それは人の心にも同じような法則があるのかもしれない。

・昨晩、スモーキーバーレーというフィリピンにあるスラムのドキュメンタリーをなぜか見出したとき、そこで自分を突き動かした衝動は単純な興味ではなく、自分がある程度の幸せを得ているという実感を感じたかったということかもしれない。