きょうのできごと

ともだちになってください

重い防寒具と映画

 普段着ている防寒具が重いです。でもそのぶん、暖かいです。もしや重いという意識に心が引っ張られているから寒くないという原理なのか、と思うくらいに重いです。まさか自分が、ドラゴンボールのピッコロさんが修行のために着ていた、あの重い服を地で着ることになってしまうとは夢にも思いませんでした。

 そもそもこのとても重い防寒具は、数年前に義母からクリスマスプレゼントでもらったものです。やはり義母は長く生きているだけあって、様々なことがわかっています。当時、ぼくがこの北の地に適したしっかりとした防寒着を持っていないということもです。おそらくそういった情報は、自分の奥さんから聞いた可能性が高いのですが、そういった気づかいがとてもありがたく感じました。ちなみにそのとき、ぼくはなぜか貰い物のユニクロの千円くらいのジャケットしか持っていませんでした。自分のことながら、なぜだろうとも思います。寒くなかったのでしょうか。

 これまで、現地民にとってはこの重さのあるジャケットはよくあるものなのかと思っていました。しかし先日、甥の誕生日会から帰るとき、親戚数人に「ジャケットが重い」と言われました。ここまで重いジャケットは、カナダだとしても意外になかなか無いのものなのかもしれません。先ほど、重さが寒さをかすめるくらい重いと言いましたが、もちろんそれは詭弁であって、とても暖かいことは言うまでもありません。気温を読み違った場合、また走った場合などはまるで、わしゃ公共の場で携帯サウナに入っとるんかいと言いたくなるくらいに、一人でバカみたいに真夏を背負い込んでしまいます。

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 昨晩、「Frozen(アナと雪の女王)」を見ました。今回で二回目になります。奥さんがまだ見たことがないということだったので、ぜひ見てもらいたくて一緒に見ることにしました。見ている途中、なぜかはよくわかりませんが、少し感動しました。一度目は飛行機の中という公共の場で、かつ字幕で見たということが関係しているのかもしれません。落ち着いた場所で、字幕無しで見たことが、自分の感情を直接揺れ動かしたのかもしれません。もしくは、自分の中にある何かしらのストレスがあり、そのせいで涙が溢れたのかもしれません。なぜかはわかりません。普段、私はあまり映画も見ませんし、ドラマも見ません。ですが、近頃に限って感動してしまう作品というのは、なぜか単純なものが多いような気がします。

 ちなみに、先週はずっと見たかった「羊たちの沈黙」も見ることができました。最近は、見たいと思ったものをなるべくすぐに見るようにしているのです。「羊たちの沈黙」は、有名な映画であったということと、その昔ルームシェアをしていたときに、誰かがリビングで見ているのをチラ見したことがあったことがあり、心にずっと引っかかっていたのでした。