外食と食生活

　朝、起きたらすぐに犬を外に連れていく。散歩と呼べる代物ではない。朝というのはたいていあまり時間がないため、排泄のための外出となってしまう。じゃあ早起きしなよ、と言われそうだが、それを言われちゃおしまいよ、といった具合の日々を過ごしている。

　朝の早い時間に起きて、奥さんと一緒に車で仕事に行く。彼女はあまり眠れなかったみたいだった。ぼくは彼女がどうしたらよく眠れるようになるのだろうといつも考える。一つ仮説を挙げるのであれば、眠る前のスマホが影響を及ぼしている可能性はある。でも、ぼくは仮に眠る前にスマホを見ていたとしても眠れないことなんてない。むしろ、いつもすぐに眠れる。まるで、のび太のように。しかし、すべての人がいっしょということはありえない。だれかにとって必要でないなにかは、他のだれかにとって必要ななにかかもしれないのだ。

　この日、いつも作る弁当を作らなかったため、お昼は中華に行った。日本のように激安ランチがないのが残念ではあるが、そこそこ安いランチだったので満足。

　帰り道、高速道路の入り口で警察が待ち構えていた。それはＨＯＶ（High-Occupancy Vehicles）レーンという、二人以上の搭乗者でないと走行ができない車線で違反者がいないかを検閲していたのだった。先月ぐらいから、警察の取締が厳しくなったように思う。このＨＯＶレーンで警察に捕まっている車両をよく見るからだ。この日は、ＨＯＶ専用レーンで十台ほどの車両が捕まっていた。これほど大規模に摘発されているのを見たのは初めてだった。

　近頃、なるべくラジオを聞くようにしている。やはり自分が知らない単語が出てきた瞬間、内容への理解が皆無となってしまう。ちなみに英語がネイティブの人と、日本語がネイティブの人では、その言語に対する理解度が異なるように感じている。例えば我々日本人が理解している日本語が１００％とした場合、英語人の英語理解度は８０％くらいなのではないかということだ。これはこれまでの経験上、自分が絶対に答えることができる日本語についての質問と同等の英語に関する質問を、英語人にした場合、わからないと言われたことが多々あるからだ。

　家に着くやいなや、犬を散歩に連れて行った。彼女は、うんこをする必要があった。なぜなら彼女が最後にうんこをしたのは昨晩だったからだ。でも、彼女はうんこをしなかった。我々が家に帰って来たことで、通常のごはんではないごちそうがもらえると思ったのだろう。おしっこをした後、家まで走って帰った。つまり、彼女は丸一日うんこをしなかった。

　夜は、奥さんが風邪気味だということもあり、元気をつけるためにベトナム料理屋さんに行き、料理を買って家で食べた。作り置きの食べ物は明日の弁当に持って行くということになった。ベトナム料理のあとに、納豆卵ごはんを食べたが、それがどうやら余計だったらしくお腹がとても膨れてしまった。