近隣トラブルとクリスマス

　目が覚めたのは早朝だった。昨晩飲んだお酒のショットだろう、頭が重い。 昨晩、家に着きベッドに入ったのが午前３時ごろ。まだそれほど長い時間眠れてはいないにも関わらず目が開いてしまい、それ以上眠くなることはなかった。これも普段飲まないアルコールの影響なのだろう。昨晩、輪に完全に入りきれない私は、パーティーに興じる元気や勢いを途中で見つけることができないまま、友だちとソファーに座って静かに話をしていた。

　帰りの車内「来年、私たちの家でパーティーを開くことになったから」と彼女に言われた。そういえば、何人かで来年のパーティーをどこで開催するかのクジをひこうとしているの見たのを思い出した。結果は知らなかったが、私たちの家になったということを聞き、少しだけ不安になった。これほど深夜遅くまで、各々が出せるほぼ全力の大声が飛び交う会を開催できるのだろうか。私が隣の家の住人なら不愉快に思うだろう。

　日本と比べれば、この時期にクリスマスパーティーがあり騒音が深夜に及ぶことには比較的寛容な人は多いかもしれない。ただ、日本育ちの私からすればこのように周囲に迷惑をかける可能性があることを行うことが信じられない。来年私の家でこの会を開くとするのであれば、騒ぐのは遅くても夜十一時、事前にうるさくなるかもしれないという根回しをする必要があるのではないかと思ってしまう。今回パーティーが開かれた友人の家の近隣住民は、果たして問題がなかったのだろうか。もしかすると、隣近所と付き合いがあり関係性があるからこそ可能だったのかもしれない。

　彼女が友人たちとのお昼ごはんから帰って来た後、いっしょに車の掃除に行った。家にも車の掃除用機器が備わった場所があるのだが、彼女いわく掃除機の吸い込む力が弱いとのことだった。洗車機を久しぶりに使う。その後、ホームセンターに行き、車の洗浄のための商品をいくつか購入する。クリスマスプレゼントのために車のカバーシートを探すが見つからず。次にコストコに向かう。週末のコストコにはたくさんの試食コーナーをいたるところで見ることができる。ただ、私は試食をまったくしなかった。なぜなら歯の矯正をしており、それを外して食べるのが億劫なのと、そこまでして食べたくはないと思ってしまうからだ。

　この時期になると、あらゆる店が混む。それを、皆「クリスマスショッピング」と呼んでいる。クリスマスの買い出しのため、皆あらゆる店に訪れるからだ。日本では、主にこどもとカップル、または企業のためにクリスマスは存在している。ただ、こちらではクリスマスが家族における一つの重要な機会となっている。