きょうのできごと

ともだちになってください

イブと寿司

 クリスマスイブのことを書こうと思う。なぜ今になってイブのことを書くんだと思うかもしれないが、基本的には昨日あったことを書いているのに加え、時差の関係上、この日記の日付と書いている内容にはたいてい二日ほどの隔たりがあるからだ。

 イブは奥さんの実家に行き、お義母さんとともに夜ご飯を食べた。夜ごはんは寿司だった。家族にもよるだろうが、イブの夕食に特定のなにかを食べるという文化はここにはない。かと言って私が日本人として寿司を食べたい食べたいと暴れた故に寿司になったということでもない。

 我々日本国民の抱く、皆で食べる用の出前の寿司のイメージは、たいてい丸いトレイに五十貫ほど入っている。こちらでもそういった寿司はもちろんあるが、こちらの寿司は全体としてファストフード化しているため、日本の寿司よりも値段も見た目もずっと身近なのだ。わかりやすくなっている保証はないが、あえて例えるならば、日本の寿司は一学年上の憧れの先輩みたいなもので、こちらの寿司はクラスのお調子者のようなものだ。カリフォルニアロールなどのロール系をメインに据えて、酢飯と一口サイズが保たれていれば、もうなんでもありなんじゃないかというくらい多様化している。

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 ごはんを食べた後は、皆で映画を見た。この映画鑑賞に関しては毎年の恒例行事。去年は、何万年前の人の祖先みたいな人たちがめちゃくちゃいろいろがんばる映画を見たし、一昨年はクリスマスに起こる様々なできごとでとにかくみんな大変そうだけどそれを乗り越えてく映画を見た。今年は昔のイギリスの良家に王様夫妻が来るからみんなでがんばる映画を見た。話しの内容で気になる部分がたくさんあったが、今も現実にある古き良き家がとても美しかったのと、服装などから西洋文化の源泉を感じられたことがよかった。自分一人では絶対に見ていない映画だと思う。

 この辺りの人々は、クリスマスイブはクリスマスの前夜ということで実家に泊まり、朝を迎えてプレゼントを開くという流れの家族も多い。私も過去にイブの夜に泊まり朝起きてクリスマスを祝うということをしたことがある。

 こちらでとっても楽しいことがあったり、美味しい料理を食べていると、私は日本にいる自分の家族にも、自分の体験していることを体験して欲しいとたまに思う。料理送れたいいのにといつも思う。